前田建築設計室 一級建築士事務所

守秘義務について

建築士には業務の上で知り得た個人情報を他に漏らしてはならない「守秘義務」があります。個人情報保護法の施行以来、個人情報の取り扱いについて社会全体の関心が高まる中、建築士にも守秘義務のあり方が厳しく問われるようになりました。

建築設計の業務を遂行するにはクライアントそれぞれが持つ将来の希望や展望、または深刻な事情や悩み事、事業所の細かい業務内容などなど深くプライバシーに関する情報が必要となります。他人には決して知られたくない、もしくは知られてしまうと業務や事業に支障をきたす内容もあるかも知れません。これらの情報は業務に必要な範囲を超えて利用することはありません。

なぜなら個人情報の漏洩により、クライアントのプライバシーの侵害につながるだけでなく、設計業務おいて必要不可欠である信頼関係を失い業務に支障をきたすという深刻な事態を招くこととなるからです。

建築設計・監理業務においては構造設計、設備設計等の各専門の技術者と業務に必要な個人情報を共有する場面が発生します。これらの協力技術者にも秘密保持の原則が求められ、統括する設計者には高い倫理観と責任感が必要とされると感じています。

建築士法においても、建築士の信用又は品位を害するような行為が禁止されています。また業務に関して不誠実な行為をしたときは、建築士事務所の業務の停止,又は免許を取り消すことができるとされています。

このように守秘義務に関し周知徹底し、秘密が外部に漏れることが無いよう万全を期してまいります。安心してお気軽にご相談ください。